ガラスや鏡の表面に地下水や雨水、汗、皮脂、洗剤や水道水などに含まれる様々なカルシウムやナトリウム、シリカなどが付着し凝固した結果、ガラスや鏡の表面に白い鱗状の曇りが発生します。
この付着した曇りのことを「鱗状」などと呼びます。
このような鱗状は、いわば塩の固まりと同じですので、当然一般的なガラスクリーナーなどでは除去できません。
従来は、これら鱗状の除去に、鱗状を溶かして洗浄するフッ化水素などを配合した洗剤を用いていましたが、極めて危険な物質であるため、作業には厳重な注意が必要でした。
また、この方法による洗浄では、鱗状と同時にガラスや鏡自体のケイ素まで溶解させてしまい、その結果ガラスや鏡がひずんでしまうため、わずかな力がかかることによって割れてしまうなど問題がありました。
ダイヤシートは超微細なダイヤモンドの粒子を表面加工によって作り出しており、その結果、ガラスや鏡に付着した鱗状だけを研磨し落とすことができます。
作業に必要な道具は水だけですので、これからの時代にふさわしいエコロジカルなガラス・鏡のケアです。